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CCLに制限を加えること、または制限を緩めることについて

[ポ] クリエイティブ・コモンズの解釈(2005-05-14)

ポトフさんのエントリーはかなり前に読んで、 そのときは自分も「うーんどうするのがいいんだろう…?」 とモヤモヤしました。

しばらく経ってはてなのロゴの話が出て、 自分の中で上の話と結びついた感があったのでメモしてみます。

これを聞いたときは、ちょっとそれはダメなんじゃないかと自分も思いました。 自分が気になったのは、実際には適用しているライセンスよりも厳しい条件が指定されているのに、 単に「CC を採用した」とだけ公表されている点です。 見出しだけを見ても「制限付き」であることが分かりません。
([追記 070927] たとえば ITmedia News の記事のタイトルは 「はてな、ロゴをクリエイティブ・コモンズで公開」 です。 )

そういう「公表の仕方」についての問題もさることながら、 「制限を増やす・厳しくする方向で」条件が追加されたことが疑問視されたところが興味深かったのでした。


そこから逆に考えて 「制限を減らす・緩くする」方向での条件追加ということに思い至りました。

たとえば上のポトフさんのエントリでは、 改変禁止の曲をポッドキャストで紹介する際に イントロ部分で紹介者の声をかぶせていいのか、という話題について論じられているのですが、 著作権者の側が「CC BY-ND。 ただしポッドキャストでイントロに声を被せるのはOK」と明言していれば 済む話のような気がします。

CC の Deed にも 「著作[権]者から許可を得ると、これらの条件は適用されません」 とありますし、本来的にも著作権者がある使用法に対して許可を出すことは、 妥当な事でしょう。

また「より緩いライセンスが適用されている」場合、 たとえばある曲が CC BY-ND であり、 アーティストが「イントロにトークを被せるだけならOK」 と明言している場合。
これをメディアなどが取り上げる場合に イントロに被せる云々を言わずに、単に「この曲は CC BY-ND です」 とだけ紹介しても、実際的な問題は特に起こらない気がします。

という訳なので、ポッドキャストで流すことを前提に CC 採用しているアーティストの方は、 需要がありそうなら「イントロにトークを被せるだけならOK」 などと言ってみてはどうでしょうか(ただし、もちろん、自己責任になりますが)。
不安なら「迷ったときは連絡ちょうだい」と書いておくのも 個人的にはアリだと思います。

将来的には、多くの(コンテンツ発信側の)人の間では 「条件追加の際に厳しくするのはいろいろ面倒、緩くするのは特に問題ない」 という受け止め方が一般的になるんじゃないかという予想で ひとまず締めます。

おまけ

とまあ簡単に書いてはみたものの、 BGM としての使用やトリミングも含めた 合意形成と明文化の問題とか、 そもそも勝手に細分化したら CC の意義が云々といった問題は もちろんあると思います。

そもそも、音楽を声や映像などと合わせる場合、 いつどんなきっかけで固有の著作物的な性質が生まれる ・発見される・見出されるか分からないことを考えれば (具体的な仮想シナリオがあると分かりやすいだろうな…と思いつつ割愛)、 改変禁止の条項が厳しめになっているのも 故無きことではないとも思います。

もし自分がポッドキャストのパーソナリティだったら、 改変禁止の曲が気に入り紹介したいと思った場合、 BGM での使用やトリミング、イントロ被せはやらないでしょう。 のちのち面倒になったらイヤなので。

グレーだと思ったら厳しめで行く、 迷惑をかけない程度で著作権者に相談する、 というあたりがしばらくは落としどころになるんでしょうね。

追記 2007-09-19

いかにも起こりそうな問題として次のようなことも考えられます。

たとえばあなたが音楽を作り、どこかで公開するとします。 「クリエイティブ・コモンズ 表示」を適用し、 CC のアイコンの下に(日本語で)「ただし○○○みたいな使い方はしないでください、□□□をするときは要相談、また、……」 というような制限を加える但し書きを付けたとします。

ある日アメリカ人の Bob があなたの音楽に出会い、気に入り、 再配布や二次利用を思い立ったとき、Bob は日本語の但し書きを読んでくれるでしょうか

また、逆の立場だった場合、あなたは英語や中国語やフィンランド語で書かれた但し書きを読みますか? 読めますか?

「CCコンテンツを利用する際は、必ず但し書きに注意するべし」というルールも考えられますが、 そんなルールが上手く機能するとは思えません。 したがって、やはり制限を加えるべきではないと思います。

Creative Commons License
This Work is licensed under a Creative Commons Attribution 3.0 License.

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国内のクリエイティブ・コモンズ・コンテンツ ホスティング・投稿サイト まとめ

参考(外部リンク)


[070921] タイトルを修正しました。「クリエイティブ・コモンズ」→「CCL」

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