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ゲームなどでVLゴシックフォントを使用(同梱)する場合の扱い・ライセンスについてのメモ

この記事は 2009-05-24 時点で書かれたものです。 ライセンスは将来変更になる可能性もありますので、 最終的にはきちんと確認して各自の責任でご使用ください。

* 用語

*修正和田研フォント

一般的にこういう呼び方はされていませんが、以下では 修正した和田研フォントキットで生成したフォントを指して 便宜的にこの呼び方を使います。

オリジナルの和田研フォントのライセンスは 和田研ライセンス ですが、さざなみフォント、VLゴシックフォントで使われている 修正和田研フォントは後述のように修正BSDライセンスと思われます。

* フォントの構成、さざなみフォントとの関係

とりあえず図にまとめてみました。

* さざなみフォントの修正和田研フォント部分について

さざなみフォントの配布アーカイブに含まれるREADMEには 「さざなみフォントの修正和田研フォント部分は修正BSDライセンスである」 とは明記されていませんが、

  • 文言が修正BSDライセンスと同じである。
  • VLゴシックのLICENSEに 「さざなみゴシックフォント由来の部分 およびそれらの部品を元に改変した一部の文字については、 さざなみフォントと同様に修正BSDライセンスとします。」とある。

以上2点から、 「さざなみフォントの修正和田研フォント部分は修正BSDライセンスである」 として進めます。

* さざなみフォントの修正和田研フォント以外のフォントについて

  • VLゴシックの配布アーカイブには ayu, kappa, misaki, mplus(bitmap), shinonome, oradano についてのREADMEやLICENSEなどは同梱されていない。
  • ayu, kappa, misaki, mplus(bitmap), shinonome はビットマップフォントだが、 VLゴシックにはビットマップフォントは含まれていない。
  • oradano はアウトラインフォントだが、明朝体であり、 VLゴシックには含まれていないと思われる。

以上3点から、 ayu, kappa, misaki, mplus(bitmap), shinonome, oradano については、VLゴシックフォントには含まれておらず、 考慮しなくて良いと思われます。

* 結論

つまり、M+ と 修正和田研フォントのライセンスについてだけ 考慮すれば良さそうです。

* 実際ゲームに同梱する場合はどうすればいいか

VLゴシックフォントに同梱されているライセンス文は 英語ですが、内容は同じなのでここでは日本語訳で確認します。

修正BSDライセンス(日本語訳)


では落ちついて修正BSDライセンスの文を読んでみましょう。 先に後半部分をやっつけます。

本ソフトウェアは、著作権者およびコントリビューターによって
「現状のまま」提供されており、
明示黙示を問わず、商業的な使用可能性、
および特定の目的に対する適合性に関する暗黙の保証も含め、
またそれに限定されない、いかなる保証もありません。
著作権者もコントリビューターも、
事由のいかんを問わず、損害発生の原因いかんを問わず、
かつ責任の根拠が契約であるか厳格責任であるか(過失その他の)不法行為であるかを問わず、
仮にそのような損害が発生する可能性を知らされていたとしても、
本ソフトウェアの使用によって発生した
(代替品または代用サービスの調達、使用の喪失、
  データの喪失、利益の喪失、業務の中断も含め、
  またそれに限定されない)
直接損害、間接損害、偶発的な損害、特別損害、懲罰的損害、または結果損害について、
一切責任を負わないものとします。 
要するに無保証、何か起きても責任は取れませんよ、ということです。 「何か起きても」の部分については各自想像してみてください。
次に前半。
ソースコード形式かバイナリ形式か、変更するかしないかを問わず、
以下の条件を満たす場合に限り、再頒布および使用が許可されます。

* ソースコードを再頒布する場合、上記の著作権表示、本条件一覧、
  および下記免責条項を含めること。

* バイナリ形式で再頒布する場合、頒布物に付属のドキュメント等の資料に、
  上記の著作権表示、本条件一覧、および下記免責条項を含めること。

* 書面による特別の許可なしに、
  本ソフトウェアから派生した製品の宣伝または販売促進に、
  <組織>の名前またはコントリビューターの名前を使用してはならない。 

「ソースコードの再頒布」ではないので 1つ目は関係ないと思われます。

次、2つめ。 書いてある通りですが、 「頒布物に付属のドキュメント等の資料に、 上記の著作権表示、本条件一覧、および下記免責条項を含め」 れば再頒布できる、ということです。

3つめ。 ゲームを宣伝したりする時に 「このゲームでは東京大学の和田研で作られたフォントを使用しています!」 などと言ったり書いたりしてはだめ、ということです。
たとえば18禁ゲームを作って売るときに 「このゲームでは東京大学の和田研で作られたフォントを使用しています!」 と言ったら、東京大学に迷惑がかかるかもしれませんので、 そういうことはやめましょう、ということでしょう。


という訳で、 ゲームを配布する際は、VLゴシックのアーカイブに入っている 以下のファイルを同梱しておけば大丈夫でしょう。

LICENSE
LICENSE.en
LICENSE.euc
LICENSE_E.mplus
LICENSE_J.mplus
README
README.euc
README.sazanami
README_J.mplus

「フォントのライセンスについて」「font_licenses」 などのフォルダを作り、そこにまとめて入れておいても良いかと思います。

* ライセンス文は必ず同梱しないとだめ?

VLゴシックフォントのライセンスには

なお、文書への埋め込みなど、フォントとしての再使用を目的としない用途においては、 以下で言う Redistribution には当たらず、制限なく行えるものとします。

とあり、 「フォントとしての再使用を目的としない用途においては」制限なく利用できる
(フォントとしての再使用を促す訳ではなく、ゲームで使うために フォントを同梱するだけなのだから、
→ ライセンス文にある制限に従わなくてもいい
→ ライセンス文を同梱しなくても良い)
と解釈できそうですが、 この点に関しては次のような事例があります。

[Efont-devel] Re: Fw: さざなみフォント(sazanami-gothic.ttf)の再配布について

これを踏まえると、 フォントファイル(.ttf)をそのままゲームに同梱する際は、 きちんとライセンスに従った方が無難と言えそうです。

参考(外部リンク)

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